2019.11.10
毎日飲みたい!信州産スムージー
信州は野菜、果物の宝庫!1年を通して様々な農産物が採れます。そんな信州の農産物をおいしく健康的に楽しむ方法に「スムージー」があります。スムージーは、野菜や果物をミキサーで攪拌した飲み物。生野菜を使ったもの、冷凍した食材や氷を入れたシャーベット状のものなど、バリエーションも豊富です。素材を丸ごと使うので食物繊維や酵素、栄養を効率的に取ることができ、人気を集めています。また、冷蔵庫の残り物の一掃にも役立ちます。
私がよく作るのは、旬のりんごと、長野県が生産量日本一(2016年)のパセリとバナナのスムージーです。パセリはβカロテン、ビタミンC、ビタミンE、カルシウム、鉄分などが含まれ栄養抜群!添え物のイメージが強く使い道に困ることもありますが、スムージーならたくさん楽しめます。我が家の子どもも喜んで飲んでいます。
スムージーの作り方はとても簡単!お好みの材料を一口大に切り、ミキサーに入れ、攪拌するだけ。野菜と果物の理想的な割合は6:4ですが、自宅にあるもので飲みやすいように調整しながら作ってみてください。香りの強い野菜を使うときは、リンゴ、バナナ、パイナップルなどを入れると飲みやすくなります。牛乳、ヨーグルト、豆乳、甘酒などをプラスすればさらに栄養価アップ。時間が経つと酸化して色や味、栄養価が落ちてしまうことがあるので手早く作り、作りたてを飲みましょう。寒い時期はホットにするのもおすすめです。
私の地元須坂市では、2017年に「信州須坂健康スムージー推進協議会」を設立しました。リンゴ、ブドウなどの果物の一大産地で、野菜栽培も盛んでありながら、若い人たちの消費が少ないことが課題でした。そこで、若者にも受け入れやすいスムージーを普及させることで、野菜や果物の摂取量の増加を図り、市民の健康増進につなげようと立ち上がりました。また、飲食店や宿泊施設などで提供し、農産物の利用拡大、地産地消や誘客などにもつなげることも目標です。私も連携し、オリジナルレシピを開発したり、スムージー教室を開いたりして、家庭で実践してもらうことから取り組んでいます。自宅でも外出先でも、フレッシュで健康的なスムージーが飲める、そんな環境を目指したいと考えています。市では事業者と連携し、須坂産の果物、野菜などを使った「スムージードレッシング」を開発しました。
食塩不使用で、添加物不使用が大きな特長。今年は2回目となる「信州須坂スムージーフェス」を開催し、レシピコンテスト、スムージーを扱う店舗を巡るスタンプラリー、フルーツを使ったワークショップなど、昨年以上に大勢の人に楽しんでいただきました。魅力的なスムージーを提供するお店や関連商品がどんどん増えてきています。ぜひ皆さんも須坂を訪れ、フレッシュなスムージーを味わってください。
NAHOさん
須坂応援大使
著書「信州の菜食健美(しなのき書房)」