2022.03.11
vol.14NAHO公使 環境にやさしい農産物を買おう。オーガニック野菜の魅力
最近、レストランやスーパーで目にすることが多くなったオーガニック野菜。
栄養価が高くて健康に良さそう、安全性が高い、味が濃厚でおいしい、
とイメージする人も多いかもしれませんが、
オーガニック野菜の魅力はそれだけではありません。
オーガニックとは、有機という意味。
日本の農産物で「オーガニック」、「有機」といった言葉を使用することができるのは
「有機JAS」マークが貼付されているものに限られます。
有機JASの規格・基準に適合した生産が行われていることを農林水産省が認定した
登録認証機関が検査し、その結果認証された事業者だけが
有機JASマークをつけることができます。
その条件は、栽培中だけでなく、種まき又は植え付けする2年以上前からほ場(畑)の土に
・農薬や化学肥料を原則使用していないこと
・遺伝子組換えの種や苗を使わないこと
などと厳しく定義されていて、肥料や農薬をやむを得ず使用する場合も、
天然物質又は化学的処理を行っていない天然物質に由来するもののみです。
環境への負荷をできる限り低減した栽培が基本の有機農業。
有機農産物は豊かな土壌で自然の摂理に沿って栽培されるため、
自然環境を配慮した、持続可能な農業と言えます。
生態系の維持、生物多様性保全に貢献し、環境にも優しいのです。
有機JASの他にも環境に配慮した農産物の制度はいくつもあります。
また独自に環境に対してこだわりや思いを持って取り組まれている
農家さんも多くいらっしゃいます。
オーガニック野菜は、時間と手間ひまをかけて、そして思いをこめて作られています。
まだ生産量も限られており、値段は高いと感じることもあるかもしれませんが、
着実に伸びてきています。
直売所(長野県内直売所はこちらから)や宅配サービス、農家さんから直接購入するなどのルートもあります。
私たちの未来を守るオーガニック野菜を食卓に取り入れてみませんか?
NAHOさん
ジュニア・アスリートフードマイスター
ベーシックきのこマイスターなどの資格を所持
フリーアナウンサー
須坂市農業委員
須坂市在住